‘傷ついた心が 少しは癒えたなら 軋むドアを開け 旅立った’

悲しみを連れていく

 

表立って歌われていない。その悲しみはいつも彼らの中にいた。落ち込むでもなく、取り乱すこともなく、ただ傍にいる。

 

September wind takes my hurts away 

"9月の風は私の心を連れて行く"

October rain washes my sins away 

"10月の雨は私の罪を洗い流してくれる"

I can feel tears streaming down my face      

"私の涙が頬を伝って落ちるのがわかる"

I'll never fear falling down  

"私は決して不安に潰されはしないだろう" 

Hey deadman

"なぁ デッドマン" 

/N.1 the novemberist

 

 

Dear Deadman

 

 

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‘ここから見えないほど 汚れた昨日 言葉にできないことの繰り返しだ’

 04 Limited Sazabysが鳴らす、‘僕だけの’感覚。

 

 

 

 

聞く側が、鳴らす側になる。

 

一見よくあり、シンデレラストーリーにも見えるソレは、現実ではほとんど起こらない。

なぜなら、夢を叶えるためにしなくちゃいけないことが、多すぎるから。

自分の憧れに挑む勇気や覚悟。

加えて、夢の世界が、夢のままであるわけがない、と考える人間が、つまりは足を引っ張ってそうさせまいとする人間が、多く存在しているからだ。 

 

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‘パレードの中 君は踊る 僕はもう なにも 君に’

the cabs その完成された美について

 

鋭くて柔らかなメロディー、その隙間の歌詞、そして対峙するリズム。

一見とっつきにくいその独自の変拍子は、とって付けたように捻り出したものではなく、彼ら自身から滲んでくるもの。

ギターとドラムを初めて合わせた高校の頃から、そのイメージ、世界観は全く変わっていない。バンドにありがちな「初期の曲」という括りが必要なく、どの曲も本当に純度が高い。その世界は濃密だ。

 

 

絵画の海に溺れて行く

ぼくらいつも 間違えようとした / anschluss

 

 

一聴しただけで俯瞰出来る散らばった世界観は、聴き込むごとに、色、温度、空気、更には路地や家、そしてそこに住んでいる住人の呼吸まで聞こえてくるようだ。
同時に不可解で無作為。つなぎ合わせただけの絵のような脈絡のないリズムや歌詞の羅列、その難解に思える楽曲をなんとか紐解けば、the cabsの鼓動がすぐそこに聞こえる。ように思えた。その先に彼らの意図があると思っていた。

 

彼らの作品の側面は断片でしかない、断片だからこそ伝わる風景。

 

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‘すぐに何かに負けて涙流す 君と僕は似てるな’

サカナクション ‘DocumentaLy’と、Mr.Children ‘深海’ に住むシーラカンス。

 

サカナクション/ドキュメンタリー。

アルバム前半の内省的でありながら苦悩し考え、迷いながらも問い、答え続ける姿は本当に美しい。

独自のポップネス、ルーツを大切にそっと忍ばせる手法は、僕に昔のMr.Childrenを連想させた。特に後半にかけての那由多の広がり、ラスト1曲の光。

聞き覚えがあったこの感覚。

 

 

深海

深海

 

 

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‘いつも いつも 僕らはまだここにあるさ’

名盤。GrapevineがLIFE TIMEに込めた祈り


華々しくデビューを飾ったようにみえた。シングル「スロウ」がJPOPランキングで4位に食い込み、突如、脚光を浴びることになったグレイプバイン。

 

 

それは恐らく、彼らにとって予想外だったんだと思う。

自分たちが求めていたものと、周りから求められているものの違いに気付いた彼らは、鳴らす音に迷っていたんじゃないか。

そして、そのスロウが入ったアルバム、「Lifetime」が満を持してリリースされる。

 

Lifetime

Lifetime

 

 


なにが見たくて、何がしたくて、行きたかった理想の場所がくだらないものに見えたとき、突然どうしてこんなことをやっているのかわからなくなったとして。

 

 

彼らはその先になにを見たのだろう。

 

 

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